最高気温32度、梅雨明けしたばかりのジメジメした夏の日のこと。
場所は大学。授業と授業の間に2時間も暇ができてしまった。
この週の授業はどれも通常授業と異なるため、普段とは違う時間割が組まれていた。
特にすることもないので、今日はどの授業も行われていない奥の校舎に入った。
木々が生い茂る小道の向こうにある校舎は周囲の環境とは不釣合いなハイテクな校舎だ。
30人が入れば満席なるような小さな教室に冷房が3つ。机もイスも新品だ。
そんな贅沢な部屋で1人、冷房の電源を入れてボーッと過ごした。
靴下を脱いで、ひとつのイスを背もたれにし、もうひとつのイスに足をのせて読書。
数日前にアマゾンから届いたばかりの新書に目を落とす。ゴーゴーとクーラーの開店音だけが響くその部屋で。
比較的高い階の教室を選んだため景色が良い。デジタルカメラを持ってこなかったことが悔やまれる。
どれくらい時間が経過しただろうか。この教室の外、校舎の外では今も慌しい時が流れている。
そんな中で、時間から、全ての喧騒から隔離された部屋にいると永遠の時間の中で道を失った迷子のようだ。
少しづつ木に反射する太陽の光が強くなってきた。もうすぐ夕方になる。そろそろ授業30分前。
ゆっくりと教室のドアを明ける。その作用で生暖かい空気が入り込んできた。
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2007.08.06(Mon)18:11 |
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