「プログラム起動条件・鍵をそろえよ。最終期限・二日後」 涼宮ハルヒの消失 (P81)
もしある晴れた日、突然自分が運営しているサイトが消失したら、
そして自分以外の人の記憶からサイトの存在が消えていたら、サイト運営者“だった”あなたはどんな行動に出るのだろうか。
そんなサイトを運営する人間にとっては恐ろしい「if」について考えてみた。

まず考えられる大きな選択肢は2つだ。「再び0からサイトを作り直す」か「サイト作りをあきらめる」かである。
さらに細かく分類すると「再びサイトを作る」の中には「以前と同じサイトを作る」と「新しい形のサイトを作る」の2つがあり、
そして「サイト作りをあきらめる」の中にも「前向きなあきらめ」と「後向きなあきらめ」の2つがある。

        ○ 他人が覚えていなくても自分だけは覚えている!もう1度、同じ形のサイトを作り直そう!
        ○ もう同じサイトを作る気にはなれない...けれど他の形のサイトなら作ってみようかな。
        ○ もうサイト作りは卒業!これからはサイト作り以外の新しい生活を楽しもう!
        ○ これまで何ヶ月、何年もかけて作ってきたのに...もう人生ダメぽ...何もかも終わった...

どの選択肢にするか考える以前に、無気力になって1週間程度を無駄に寝て過ごすことになるかもしれない。
私の場合、1週間どころか1ヶ月、最悪半年は無気力の鬱状態になって何もする気にはなれないだろう。
何を話しかけられても「はぁ」か「はいはいそうですね」か「あー」ぐらいしか言えない状態になるかもしれない。

さて、私がもし“ウェブサイトの消失”に直面したら、どの道を選ぶのだろうか。
これだけは言える。「新しい形(他ジャンル)のサイトを作る」という選択肢だけは選ばない、と。
なぜなら、新しい形のサイトを作ろうと思っても、どこから始めればいいか、何を参考にすればいいのか、全く分からないのだ。
現在のサイトは偶然に偶然が重なって生まれたようなもので、再び都合よく偶然が重ならない限り新しいサイトは作れない。

サイト作りを卒業して新生活を楽しもう!という「前向きなあきらめ」も選択できないだろう。
私という人間の心理的成分を分析してみると「自信」の成分の9割以上は「サイト制作で得た自信」であるため、
サイト作りをあきらめてしまうと、同時に自信まで失ってしまうことになる。そんな人生は想像したくもない。

残るは「以前と同じサイトを作る」か「もう人生終わったと全てをあきらめる」かの2つになる。
どちらを選ぶかはその消失時の精神状態が決めてくれるだろう。ポジティブでいられるか、ネガティブに落ちてしまうか。
今であればポジティブな精神状態を保っていられそうだが、半年後や1年後の自分も同じだとは断言できない。

今回のテーマである「サイトの消失」だが、これは現実的にありえない話でもない。
例えば、4月1日のエイプリルフールのイベントとして「サイトが削除されてしまいました」というネタをやるとする。
その時、気合いが入りすぎてうっかり手が滑り、本当に過去ログもろともサイトの全データを削除してしまうかもしれない。
また、外出中に飼い犬のフルシアンテや飼い猫のシャミセンなどが偶然パソコンの電源をつけてしまい、
マウスに乗っかるなどして遊んでいたら、これまた偶然変なボタンを押してサイトの全データを削除してしまうかもしれない。
現実というものは魔法以上のユカイな事故が時々発生するもので、
これを読んでいるあなたのサイトのデータが明日「消失」することになるかもしれない。

何気なく運営しているサイトでも、その存在価値は空気や水と同様に重要なものである可能性がある。
しかし訪問者だけでなく運営者自身も、サイトが存在している間はその価値の大きさに気が付かないかもしれない。
自然とサイトの価値に気が付いた時、すでにそのサイトは「消失」しているだろう。

この記事のURL | 2007.04.19(Thu)20:23 | 未分類 | コメント:0 | トラックバック:0 | この記事を編集する | 


 
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武蔵小杉(川崎市)在住の大学生
1985年2月27日生まれ

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